キンプリ応援上映 [観劇記]
「キンプリ応援上映」が、ロッキー・ホラーっぽい！という意見と、ぽくない！という意見があるので、確認してきました。
だってみんな「Bettyさん、キンプリ観た？ロッキー・ホラーっぽいよ！」とか言ってきてうるさいレベルになってきたから（笑）
予告編への応援：RHSでも、毎日上映があった時はやったなあ。しかも、たまたま仕事帰りで予告の登場人物と似た服装だったから、そのパフォーマンスもしたなあ（笑）。
アフレコ：なんだ、アレは（笑）。と思ったけど、「ベガス・イン・スペース」をLIP'Sの何人かで観に行った時に音声が途切れる事故があって、みんなで字幕読んで遊んだ（他のお客さんもそれを楽しんでた）なあ。
それはさておき、斬新だなと。乙ゲーっぽいんだけど、もともと乙ゲーだっけ？
「舐めてー！」って応援が聞こえた時は、当然サイエンスフィクションを思い出しましたよ。
各歌の応援：アニクラでやってる事を映画館でやってる感じかな。RHSは応援するより一緒に歌い踊るイメージがあるので、映画館で騒ぐという共通点はあれども、これはだいぶ異なる点。ただし第三者から見たら、同じだよね（笑）。
レスポンス：いわゆるツッコミ。RHSはこれが肝ですね。RHSでは、RHS愛があるからこそのニヤリとするツッコミや、流行を取り入れたものが多いんだけど、キンプリは「応援上映」なので、とにかく応援してる。やさしい（笑）。一番気に入ったのは、登場人物が「はい！」って言うと、客席のみんなが声を揃えて「いい返事ぃ！」って褒めるやつです。なんかこれは、褒めてるみんなもめちゃめちゃかわいいの！
ペンライト：RHSでは一曲しか使わない（たまにI'm going homeでも使うか）んだけど、キンプリではずっと使ってて、面白い。基本的に2本持ちで、教会のシーンで十字架作ったり、扉が開く時には2本合わせて立てるペンラを扉が開くと同時にパカッと開いたり、クルクル回って踊るとこではクルクル回したり。上映中ほとんどペンラを使ってるので、腕が疲れるだろうなあ…若さがあるから大丈夫なのか…ちっ。
コスプレ：平日夜のため、ほとんど見られず。数人いたかな。
鞭：鞭を振るう音が聞こえて、続けて鞭打つシーンがあったので、フランクとリフを思い出した（笑）。
というわけで、結論としては…
キンプリ応援上映は、ロッキー・ホラー・ショーの上映とは似て非なるもの。「似てる」と言われるのはありだけど、「同じ」と言われると違うんです。
そして、この日、私は「初めてパフォーマンスやレスポンスOKの上映を初めて観た人の気持ち」を感じる事ができました（笑）。いやー、確かに全然内容が頭に入ってこないわ！（笑）。
でも、色々と楽しかったです。
RHSでも、やさしいレスポンスしてみようかな。ブラッドが「イエス！」と言ったら「いい返事ぃ！」って言ってあげよう。
いのうえひでのり版『TOMMY』３回目 [観劇記]
また、いのうえひでのり版『TOMMY』を観てきました。
（前回の日記はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/bettyboing/20070313）
今回は、Tシャツを夫に買ってもらいまして、大変ご機嫌です。近くのドイツ料理やでビールを飲みながら映画・舞台の『TOMMY』話で盛り上がり、一緒に観劇した友人を連れて帰宅後、映画版『TOMMY』をまた観てしまいました。もちろん、舞台が良かったから、映画を観たくなったのは言うまでもありません。
最初に観たときよりも、色々な部分が更に良くなってて…
追加で観に行こうかと検討中です！
『TOMMY』いのうえひでのり版 [観劇記]
先日、RHPSファンも大好きな、ロックオペラ『TOMMY』の、いのうえひでのり演出版を観劇してきました。
詳細はこちら↓
■キョードー東京
http://www.kyodotokyo.com/detail_a.cfm?
■イープラス特集ページ
http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/tommy.html
あまりにも感動したので、RHPSファンの皆さんにも是非観ていただきたく思いましたので、日記を書くことにしました。
一言で言えば「とにかく観て！」なんですけどね。
まずは、主演の中川晃教さん。彼のトミーはちょっとかわいいかな？でも、すばらしい歌声ですから、サリー・シンプソンズがお父さんの著書を暖炉に放ってまでも、トミーに会いに行きたくなるが納得できます。この、サリーのシーンは、私がトミーの中で最も好きなシーンです。結婚式も映画版のサリーの結婚シーンみたいにしたいと騒いだくらいですから。
閑話休題。
RHSといえば、日本で３回公演をしましたローリーさんですね。正直に言いますと、９５年のローリー寺西主演のRHSは、いただけませんでした。散々公言した過去のことをここで再び書くのは気が引けますが、あえて書きます。
ローリーさんは、結局「ローリー・ホラー・ショー」をやってしまったのです。舞台上にいたのは、ローリーさんが演じるフランクではなく、ただただローリー寺西が台詞を喋って歌っているだけでした。
再演も同じことでした…。
今回『TOMMY』に出演すると聞き、最大の心配事だったんですけれども…
ローリーさん！いいです！ ちゃんと演じてます！ しかもいい！！ローリーさんの歌うサリー・シンプソンズのシーンで、「うわぁ、なんか、今アタシはすごくいい舞台を観ている！ 映画を初めて観た時の興奮とショックがよみがえって来る上に、新しい喜びも感じられてる！ なんたる幸せ！ 『TOMMY』が好きで本当に良かった！」と思い、涙が流れてきました。
右近健一さんの変態おじさん最高！いい変態っぷりです。日本語訳もいいです。で、前から気になってるんですが、アーニーおじさんはケン玉は何に使うんですか？あと、卓球のラケットみたいのに球がついてるやつ。
ソムン・タクさんのアシッド・クィーンもいいです。パワフルな歌声に、セクシーな体つき・衣装。バッチリです。彼女は韓国版『ヘドウィグ』のイツハクだそうです。ああ、いいかもしんない。
それから、山崎ちかさんという女優さんが◎。昔、舞台のRHSにファントムの１人として出ていましたが、私は割りと好きでした。歌・容姿・髪さばき・尻がすごく良いです。アシッド・クィーンと一緒に歌うんですが、ついつい腰とお尻と股間に目がいってしまいます。今回の舞台で「割と好き」から「かなり好き」になりました。
日本語訳も素晴らしい。「英語で観たとき、聞いたときの感じをそのままに」とか言って、翻訳という手段をとらなかったヘドウィグとは大違いです！良かった歌詞を詳しく書きたいけど、これから観る人のために我慢します。
そして、演出は…
ああ、いのうえひでのりさんは本当に映画版『Tommy』が大好きで大好きなんだろうなぁ…っていう感じです（笑）。舞台である事を壊さずに、立体映画という感じで良かったです。
７０年代の映画『Tommy』を最新の技術（装置・振り付け・照明などなど）を駆使して舞台上に再現していると思います。
中には「そこ、映画まんま持ってきたんじゃん！」と納得をしない意見もあるかもしれませんが、私は「あははは、ここ、こうしたのか！！スゲー！」と、映画まんまのシーンは快く受け入れられました。
何が一番良かったか。肝心のことを書いてませんね。
私が始めて映画『Tommy』をビデオで観た時、それはそれはとても激しいショックを受けました。音楽・歌・ビジュアル・効果…一度観て大好きになりました（もちろんロッキー・ホラー・ショウの衝撃の方が大きかったんですよ）。当時は、幸いダビングができる環境だったからか、それともWOWOWで放送したのを録画したのか覚えてませんが、ビデオで何度も観ました。LDを購入してからは、サリーのシーンとピンボールの魔術師を延々とリピートして観ていました。結婚してからはDVDで何度か好きなシーンだけ観ています。先日は出張先で久々に全編通して観ました。
こんなに何度も観たり聴いたりしているのは、最初に出会ったときのショックが大きかったからだと思うんです。
初めて映画『Tommy』を観たとき、テレビモニターには私の好きな音楽、時代、世界がそこにありました。もちろん、知らない世界と出会わせてもくれました。
今度のいのうえひでのり版『TOMMY』で初めて『Tommy』に触れる人は、私が昔、初めて映画を見た時と同じショックを受けるってことになるはずです。これは素晴らしい事と思います。
押し寄せる情報量の多さに、初見の観客はついていけないかもしれません。でも、「なんかスゲー！」は絶対に感じるはずです。ある観客はビジュアルに「スゲー！」、ある観客は音楽に「スゲー！」、ある観客は装置に「スゲー！」、もっと単純に「なんかわかんないけどスゲー！」（←これは、バカ過ぎますか！？（笑））などなど。
それって、私が映画を観た時の「スゲー！かっこいい！何これ！わー！」と同じだと思います。
はじめて『TOMMY』を観る人も、『TOMMY』を観たことがある人も、『TOMMY』が好きな人も、みんな「Pinball Wizard」で仰天しますよ！ 私は思わず「おわっΣ(ﾟДﾟ)」と言っちゃいましたからね。
というわけで、来日版『TOMMY』、山本ヘドウィグで納得いかずに悶々としている人、ロッキー・ホラー・ショーのような作品が好きな人は必見だと思います。
私もあと２回観に行きます。
浮気!? [観劇記]
今日は、思い切って日記を「はてなダイアリー」に引越ししました。
今までのブログは、来月には正式版となるらしいのですが、周りで大変不評でしたので休みを利用して引越ししました。Bettyらしくピンクでまとめてみましたがいかがでしょうか。
先日、三上博史主演「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観て来ました。もうサイコー☆ 三上さんのヘドウィグはとてもキュートで素敵でビッチで……もうなんて褒めたらいいのかよくわかりません。とにかく、舞台上にいたのは、役者：三上博史ではなくてヘドウィグ本人でした。三上フランクでロッキー・ホラー・ショーをやってくれないかなぁと思ったのは私だけではないはず。
この日の夜は、どうしても頭から「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」が離れず、ちょっと浮気してる気分でした。ごめんね、フランク！ でもフランクのために秋のイベントがんばるから許してね。