2011から2012へ [雑記]
去年、RHSのオーディションの話題で盛り上がってから、ずーっとRHSのことを考えてました。
もともとエンタメが大好きなので、月に1~2度は舞台やライブ、イベントに足を運んで楽しんでいます。
3月も、大好きなミュージカル『ジョセフ・アンド・ジ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』の来日公演を観に行く予定でした。
1992年に、RHPSのインターナショナルコンベンションのために渡英して、その時に初めて観たその舞台に衝撃を受けて以来、また観たいと切に願っていました。
そして、やっと念願かなっての来日公演!友達も続々と観に行っています。
私も、やっと観に行ける!と思った前日に震災がありました。
震災当日は、『国民の映画』を観に行く予定でもありました。
もちろん、当日の『国民の映画』は一時中止。『ジョセフ…』は残りの公演がすべて中止となりました。『ジョセフ…』は舞台セットではなく、舞台設備そのものに破損があり、とても公演をできる状態ではないということでした。そのほか、映画館でもスクリーンが破損したり、さまざまな被害がありました。
エンタメ業界は、こういった時に「こんな時に不謹慎な!」と非難されやすい対象です。
けれども、『国民の映画』は数日後には再び幕を開けました。そのほか、たくさんの舞台が予定していた公演を中止することなく、続々と幕を開けました。
当初、とても複雑な気持ちでした。
このままではエンタメ業界が廃れてしまうのではないかと。
私は、人生において、さまざまな作品に出会い、感動し、共感し、反省し、楽しんできました。それらがなくては、今の私はいません。
そして何よりも、私の人生を変えた…いまや、私の人生そのものとなった『ロッキー・ホラー・ショー』。
それらの火が消えてしまうのではないだろうか…そんな不安にかられました。
(※もちろん、もっと大きな不安もたくさんありました。余震にビクつきながら過ごす日々。目に見えない放射線の恐怖。東北地方の友人たちの安否。そういった人として感じる恐怖や心配は、ちょっと割愛します。だって、みんなが感じたことだから、わざわざ書くことでは無いと思ってます。)
そして、エンタメは最初に排除されてしまうのではないだろうかという不安。
ところが、エンタメ業界の人達は強かった。
自分達にできることをして、復興を支援したり、東京に「日常」を取り戻してくれた。
そして、現在。
無事に『ロッキー・ホラー・ショー』が上演されています。
しかも、ほんとにすばらしい舞台。
「これが日本のRHSだぜ!」と世界中に大声で言いたくなる。
そんな舞台です。
そして、この舞台を東北の友人達と一緒に観ることができました。
もちろん、ずっと一緒に遊んでいる友達とも一緒に観ることができました。
亡くなった初代会長とのことを思い出して、私にメッセージをくれた人とツイッターで出会いました。
昔、ロッキー・ホラーの上映に来ていた人たちから連絡が入りました。
お話をしたことはなかったけれど、同じ時に同じ映画館でロッキー・ホラーを楽しんでいた人たちと劇場で会う事ができました。
今回の舞台で初めてRHSを観て、大好きになった人たちと出会いました。
そして…すばらしい舞台作品である「パルコプレゼンツ『リチャード・オブライエン’S ロッキー・ホラー・ショー』に出会うことができ、パンフレットの年表監修&トリビアアドバイスをさせていただけるという機会にも恵まれました。
あまりに幸せな日々に、ほんとに私はこの公演が終わったら、静かに息を引き取るんじゃないかと思うくらい。だって、世界に自慢できる「日本の『ロッキー・ホラー・ショー』を観る」というのが夢だったし、古田さんのフランクを観るのも夢だったし、いのうえさん演出でRHSを観るのも、それを観ながらタイムワープを踊るのも、みーんな夢だったんだもの。
夢じゃない、できる!
じゃあ、夢が叶った後はどうしたらいいの?
もう、私の夢は叶っちゃった…。
本気で、もう、東京公演の千秋楽を迎えたら、いつ死んでも大丈夫と思う日々でした。
そんなとき、ロッキー・ホラー友達との忘年会で来年の豊富を聞かれました。
即答したのは「ちゃんと生きていくことかな。」という豊富。
でも、ちゃんと生きる理由は?目的は?と瞬時に思い、次に出てきた言葉が…
「今回のRHSを観て、RHSを好きになった人たちの、その好きな気持ちが消えないようにすること。そして、次の世代にこの作品の良さを引き継いでいくことだな!」
自分で驚きました。
なんだ、ちゃんと次のステップに進めるんじゃないか。
ここで、いい作品だからって満足して終わりじゃダメじゃないか。
来年、公演が終わってから、「ロッキー・ホラー大好き!」って気持ちが迷子にならないように、ちゃんと「好きな人集まれ!こっちだよ!」って、先輩である私達が、そして会長である私が示してあげないといけない。新しいファン、そしてすべてのファンに、かつて自分達が経験した暗黒の時代(上映権が切れていた時代)の悲しい思いを味わわせてはいけない!
あれ?よく考えたら、今も上映権ないんじゃん。
でも、今回の舞台がある。
カワハロがある。
そして、上映権が無くったって、みんなでRHSを語ったり踊ったりすることはできるって知ってる私達がいるから、楽しみ方を模索していた暗黒の時代とは違うから大丈夫!
というわけで、色々と辛いことや悲しいこと、そしてまだまだ油断がならない現実ではありますが、私は来年も、そしてこれからもずーっと、RHSを愛していきます。
来年もやらしくよろしく!
2011年12月31日
ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー
ファンクラブ LIP'S 会長
BettyBoing☆
もともとエンタメが大好きなので、月に1~2度は舞台やライブ、イベントに足を運んで楽しんでいます。
3月も、大好きなミュージカル『ジョセフ・アンド・ジ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』の来日公演を観に行く予定でした。
1992年に、RHPSのインターナショナルコンベンションのために渡英して、その時に初めて観たその舞台に衝撃を受けて以来、また観たいと切に願っていました。
そして、やっと念願かなっての来日公演!友達も続々と観に行っています。
私も、やっと観に行ける!と思った前日に震災がありました。
震災当日は、『国民の映画』を観に行く予定でもありました。
もちろん、当日の『国民の映画』は一時中止。『ジョセフ…』は残りの公演がすべて中止となりました。『ジョセフ…』は舞台セットではなく、舞台設備そのものに破損があり、とても公演をできる状態ではないということでした。そのほか、映画館でもスクリーンが破損したり、さまざまな被害がありました。
エンタメ業界は、こういった時に「こんな時に不謹慎な!」と非難されやすい対象です。
けれども、『国民の映画』は数日後には再び幕を開けました。そのほか、たくさんの舞台が予定していた公演を中止することなく、続々と幕を開けました。
当初、とても複雑な気持ちでした。
このままではエンタメ業界が廃れてしまうのではないかと。
私は、人生において、さまざまな作品に出会い、感動し、共感し、反省し、楽しんできました。それらがなくては、今の私はいません。
そして何よりも、私の人生を変えた…いまや、私の人生そのものとなった『ロッキー・ホラー・ショー』。
それらの火が消えてしまうのではないだろうか…そんな不安にかられました。
(※もちろん、もっと大きな不安もたくさんありました。余震にビクつきながら過ごす日々。目に見えない放射線の恐怖。東北地方の友人たちの安否。そういった人として感じる恐怖や心配は、ちょっと割愛します。だって、みんなが感じたことだから、わざわざ書くことでは無いと思ってます。)
そして、エンタメは最初に排除されてしまうのではないだろうかという不安。
ところが、エンタメ業界の人達は強かった。
自分達にできることをして、復興を支援したり、東京に「日常」を取り戻してくれた。
そして、現在。
無事に『ロッキー・ホラー・ショー』が上演されています。
しかも、ほんとにすばらしい舞台。
「これが日本のRHSだぜ!」と世界中に大声で言いたくなる。
そんな舞台です。
そして、この舞台を東北の友人達と一緒に観ることができました。
もちろん、ずっと一緒に遊んでいる友達とも一緒に観ることができました。
亡くなった初代会長とのことを思い出して、私にメッセージをくれた人とツイッターで出会いました。
昔、ロッキー・ホラーの上映に来ていた人たちから連絡が入りました。
お話をしたことはなかったけれど、同じ時に同じ映画館でロッキー・ホラーを楽しんでいた人たちと劇場で会う事ができました。
今回の舞台で初めてRHSを観て、大好きになった人たちと出会いました。
そして…すばらしい舞台作品である「パルコプレゼンツ『リチャード・オブライエン’S ロッキー・ホラー・ショー』に出会うことができ、パンフレットの年表監修&トリビアアドバイスをさせていただけるという機会にも恵まれました。
あまりに幸せな日々に、ほんとに私はこの公演が終わったら、静かに息を引き取るんじゃないかと思うくらい。だって、世界に自慢できる「日本の『ロッキー・ホラー・ショー』を観る」というのが夢だったし、古田さんのフランクを観るのも夢だったし、いのうえさん演出でRHSを観るのも、それを観ながらタイムワープを踊るのも、みーんな夢だったんだもの。
夢じゃない、できる!
じゃあ、夢が叶った後はどうしたらいいの?
もう、私の夢は叶っちゃった…。
本気で、もう、東京公演の千秋楽を迎えたら、いつ死んでも大丈夫と思う日々でした。
そんなとき、ロッキー・ホラー友達との忘年会で来年の豊富を聞かれました。
即答したのは「ちゃんと生きていくことかな。」という豊富。
でも、ちゃんと生きる理由は?目的は?と瞬時に思い、次に出てきた言葉が…
「今回のRHSを観て、RHSを好きになった人たちの、その好きな気持ちが消えないようにすること。そして、次の世代にこの作品の良さを引き継いでいくことだな!」
自分で驚きました。
なんだ、ちゃんと次のステップに進めるんじゃないか。
ここで、いい作品だからって満足して終わりじゃダメじゃないか。
来年、公演が終わってから、「ロッキー・ホラー大好き!」って気持ちが迷子にならないように、ちゃんと「好きな人集まれ!こっちだよ!」って、先輩である私達が、そして会長である私が示してあげないといけない。新しいファン、そしてすべてのファンに、かつて自分達が経験した暗黒の時代(上映権が切れていた時代)の悲しい思いを味わわせてはいけない!
あれ?よく考えたら、今も上映権ないんじゃん。
でも、今回の舞台がある。
カワハロがある。
そして、上映権が無くったって、みんなでRHSを語ったり踊ったりすることはできるって知ってる私達がいるから、楽しみ方を模索していた暗黒の時代とは違うから大丈夫!
というわけで、色々と辛いことや悲しいこと、そしてまだまだ油断がならない現実ではありますが、私は来年も、そしてこれからもずーっと、RHSを愛していきます。
来年もやらしくよろしく!
2011年12月31日
ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー
ファンクラブ LIP'S 会長
BettyBoing☆
2011-12-31 19:29
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コメント(2)
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Bettyさん、こんにちは。
終演後、劇場の外でフランク・コスでご一緒させていただいた者です。
昨日はありがとうございました。
おかげさまで楽しい時間を過ごさせていただきました。。
ロッキーホラーショーへの愛が溢れまくりの皆さんとひと時ご一緒できて幸せでした。
カワハロ、必ずおうかがいします。
どうぞこれからもお元気でご活躍くださいね。
またお会いできる日を楽しみにしております。
by Komatta-Chang (2012-02-13 14:32)
Komatta-Chang さま
レス遅くなってごめんなさい!
素敵なフランクでしたよー。
千秋楽は、フランクがたくさんいて幸せでした☆
イベントなども考えてますので、またお会いしましょー。
by BettyBoing (2012-02-20 15:24)