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音楽面の感想! [いのうえ版RHS]

イーオシバイさんがCDを取り扱い開始するというメルマガが届いたので、書き溜めておいた音楽面の感想をアップします! 実は、年末に書いたんだけど、お正月気分に紛れてアップし忘れてただけなのをメルマガ読んで思い出したのはナイショ! てへぺろ。

まずは、歌詞から注目。

演出家の「空耳っぽく!」というオーダーから、ROLLYさんが苦労を重ねて産み出したということですが、そのオーダーにしっかりと応えた名訳の数々!

「これぞ、日本語版!」という歌詞は、聴くだけではなくて、歌詞カードを読んでいても楽しいです。RHSを知らない人が、このテキストだけを読んでいると「なんじゃこりゃ?」と思うかもしれません。カタカナと英語と固有名詞と織り交ざって奏でるロックンロール! でもちゃんと意味がある!

その最たる曲がエディが歌う「熱いぜ青春」。もともと、原曲はミートローフが早口で歌っているので、一緒に歌うのは難しいのでもにゃもにゃしがちですが、今回の訳詞はそのもにゃっもにゃをスッキリ解消!

音としては、原曲とそっくりな発音になるのですが、歌っている内容は日本語。これは覚えやすいし歌いやすい。試しに、日本版CDをかけて鏡を見ながら「Hot Patootie」を歌ってみてください。

口の動きが合うんです!

それだけじゃありません。歌詞の内容も、トンデモ訳になっているようで実はしっかりと英語の意味に合っています。日本語と英語ですから、一行ずつ比べると異なりはしますが、だいたいワンコーラス分の歌詞を比べると、ちゃんと英語でも同じようなことを歌っているんです。

もちろん、他の曲もそうなのですが、特にこの「熱いぜ青春」のピッタリ度は素晴らしい!

皆さんも、ぜひぜひこの歌い比べをしてみてください。

続いてはキャストの歌声。

ブックレットやパンフレットにその録音現場の写真が掲載されているのですが…もう、みなさん役柄そのまま! まぁ、それは当たり前なんですが、今回は特にコーラスに注目していただきたい。

コーラスはコーラス担当がいるのではなく、出演者の皆さんが歌っているんですが、コーラスのときはコーラスに徹しているのです。「あ、これ、あの役者さんも歌ってんなー」などと思うことが無いのです。

そして、ただ素晴らしいハーモニーを奏でているだけでなく、聴く人の胸を熱くし、気がつくと涙が溢れてきます。

改めて、RHSの楽曲の素晴らしさに感動しました。

実際に、なんかしみじみと「やっぱり、RHSってほんといい曲ばかりだなぁ」と思いながら、自分が好きになってから今この瞬間までを振り返って涙してしまったし。

マジで、「ゴーインホーム」なんて激ヤバ。


そして音楽!

冒頭の「サイエンスフィクション」は、ロキシーキャストや、ロンドンオリジナルキャストを思い出す、チープな感じ。もちろん、そのチープさは計算された演奏によって表現されていますから、実際にはもちろんチープではありません。曲のアレンジも演奏も、聴いていると「昔、初めてRHPSを観てから、輸入レコードショップを巡って探して買った、様々な国のRHSを聞いてたあの頃」を思い出します。

もちろん、初めて聴く人は、そのメロディに導かれて、RHSの世界へと入っていくことになると思います。やさしくそっと手を取ってくれますが、その手はしっかりと握られて、行く先を見失わないように導いてくれるのです。

その後に続くナンバーは、舞台版のアレンジを中心として、まるで当時の舞台が今ここで上演されているような錯覚に陥ります。

そして後半。段々と映画に近づいてきます。「フロアショウ」「ゴーインホーム」は、かなり映画に近く、最も多くの人にとって耳になじんだ音楽になってきます。けれども、もちろんそのままコピーしているわけではありませんから、これがまた素晴らしい。

「この曲のここは低音がすごくいいんだよね」とか「ここはなんと言ってもピアノ!」とか「ここから先は、もうギターに泣かされるんだよねー」といった部分があるのですが、それはやはり人それぞれだと思います。私くらいになると、気分でその日の注目パートとか、胸にくるパートが毎回異なるくらいです。

それだけ沢山の聴き所があるわけですが、初めて聴く人や、フランクの美しさにうっとりしているとついつい全体をぼんやりと聴いてしまうことになってしまいます。

ところが、このアレンジは、「今、この曲のここはこの楽器を聞かせたい!」という主張がはっきりと耳に入ってきて、心に響くのです。マニアの心にも、初心者の心にもに響くステキな音楽。

細かいことを語っているとキリがないので、ざっくりとした説明になりましたが、いかがでしたでしょうか。

ひとことで言えば…

空耳だけではなく、キチンとストーリー上の意味も通っている、素晴らしい訳と、キャストの皆さんのステキな歌声と、バンドが奏でるロック全開の音楽! 最高だぜベイベー!

開演前はドキドキソワソワしちゃって落ち着かなかったし、幕間はトイレに行ってたし、帰りは興奮してていつ劇場を出たかも定かではなくてCDが買えなかった皆さんや、東京リターンまで行けないけど、早く聴きたい皆さんは、パルコショッピングサイトイーオシバイドットコムで販売しているので、今からでも購入可能です! やったじゃん!

世界に「これが日本のRHSだぜ!」と自慢できるこのCD。

私は、歌詞カードを持ち歩いてたらボロボロになっちゃったので、もう一枚買わないとなーと思ってます。

こうしてまた、RHSのCDが何枚もある(例:Say! It ! が3枚とか、サントラが5枚とか)現象が止まらないわけですね。とほほ。でもさ、ホントにボロボロになっちゃうんだってば。不思議なもんで、iTunesで聴く時用に歌詞を入力して、聴きながらそれを読むよりも、聴きながら歌詞カードを読んだ方が頭に入るんですよ。昔は、わざわざ手帳に手書きして、それを読まないと覚えられなかったもんだなぁ。

私は、どうしても以前の日本語歌詞が残っていて、未だに今回版のは覚えられてないんです。ステージを観ながらだと、ちゃんと歌えるんですけど、CDに合わせたり、脳内再生していると、必ず途中で歌詞が入れ替わってる…。

上書きをするのでなく、新しくインプットしたいのですが、どうしても以前の歌詞がひょこひょこ顔を出してきます。しまいには「俺達は、鳩じゃない!」まで(笑)。

閑話休題。

というわけで、今回のCDをまだ購入してない人は、早く買って、歌詞を覚えた方が、RHS人生がより楽しくなりますよ。だってさ、カラオケに英語版だけど「サイエンスフィクション」と「タイムワープ」が入ってるからね! カラオケは英語版だけど、歌詞は無視して日本語で歌っちゃおうよ! 絶対楽しいからさ!←経験談

あるいは、最近はカラオケ音源を持ち込めるから、RHSのカラオケCD「Sing It !」を持ち込んで、全曲みんなで歌うのだ!

あ!

あとで、この「Sing It ! 」で日本語歌詞で歌えるか確認しなきゃ。
うちに2枚くらいあるはずだ。
↑複数枚買うのは、昔から辺り前の証拠。
あー、こうしてCDが増えていくのね。
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ROX

はじめまして。今日は大阪の千秋楽でした。パンフレット読んでベティさんの愛にじんじんして、検索してたどり着きました。CD買ってリピート再生してるよ。ああ素晴らしい。素晴らしいですよね?今回のカンパニー…。
by ROX (2012-01-22 23:02) 

BettyBoing

ROXさん
はじめまして!パンフレット、がんばったのでそう言っていただけて嬉しいです!
ほんと、最高のカンパニーでしたよね。
by BettyBoing (2012-02-20 12:08) 

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